マコモのチカラ

MAKOMO'S POWER
マコモってなに?

HAYUHAに使用されているマコモとは、イネ科の大型多年草で漢字では【真菰・真薦】と書きます。沼や湖、河川に大群落をなして自生しており、高さ2~3mまで伸び、別名として、かつみ・かすみぐさ・がづご・こも・伏柴ともよばれています。主な分布としては東アジア、東南アジアに分布。日本では全国に分布しています。
古くから神事や仏事、敷物や被服、工芸の他、飼料・肥料、薬などにも利用されていました。

和漢薬書(1891年)

実は解毒、整腸、葉は歯を養い、のどの渇きを止める。
根は無毒で、止小便利、解毒の作用をもち、のどの渇き、胃腸病、胸やけ、やけどの傷、毒蛇にかまれた時、二日酔いなどの卓効あり

マコモってなに?
神事とマコモ

マコモにまつわる話には、東日本ではお盆に、先祖の霊を乗せて家に迎え冥福を祈るために、真菰でつくった牛や馬(カヤカヤ馬)を真菰で作った盆ござの上にのせ、お盆の最終日のはマコモでつくった精霊船を川に流し、ご先祖の霊をお送りする文化があったり、大分県の中津市の薦神社では三角池そのものを御神体とし、池を内宮、社殿を外宮と称しており、宇佐神宮の祖宮であり、宇佐行幸会(ぎょうこうえ)という神事の際に神輿(みこし)に納めるご神体の枕は三角池に自生する真薦で作るのが習わしであったりします。

また、仏教の開祖である釈迦が病人に「ある妙薬」を食わせ、マコモで編んだ筵(むしろ)に寝かせると、たいていの人が良くなったといいます。そして、その妙薬とは真菰の草を食べた白象の糞から作った妙薬でした。白象が食べた真菰は象の腸内で発酵されるため、真菰を食べた白象の糞はまさに「発酵マコモ」であるといえます。
このようにマコモは古くからいたるところで人と関わり使われていました。

神事とマコモ
マコモ菌の特徴

学名:変異株bacillus subtilis ON-1(バチルス・サブチルス・オーエヌワン)マコモ菌は熱・乾燥・酸やアルカリに強く、温度・栄養分・酸素・水分・pHの全ての条件がそろってはじめて活動を始めます。環境が悪くなるとマコモ菌の中に自身の分身である芽胞を作り、反対に環境が良くなると再び発芽し、活動を始めます。
人の体の内では、マコモ菌を摂取すると胃のなかで芽胞をつくり休眠状態となり、腸の中で活動をはじめて3〜4日で体の中を出ていくというサイクルになります。腸内では善玉菌、日和見菌、悪玉菌がありマコモ菌はそれら全体のバランスをとるように日和見菌をコントロールする作用があります。

マコモ菌の特徴